緑内障

緑内障とは視神経に障害をきたして、視野が狭くなる病気のことを言います。
緑内障は眼圧が高くなって引き起こされる事が多いですが、眼圧が高くなる要因にはさまざまなことが考えられます。中には眼圧が正常範囲内であるにもかかわらず、緑内障を発症する方もいらっしゃいますので、眼圧が正常な場合でも精密検査が必要な事もあります。また、ゆっくり進行するため自覚症状がほとんどなく、知らないうちに状態が悪化している場合があります。一度悪くなってしまった視神経は元には戻りませんので、早期発見・治療が大切になってきます。
ただ、中には治療を継続できない方や途中でやめてしまう方がいらっしゃいます。緑内障は進行してしまうと失明の可能性があります。まずは病気についてきちんと理解をして、治療を継続していけるように検査結果をお見せしながら説明するように心がけています。

 

動的視野検査

視野全体を把握でき、周辺視野を測定しやすいといった特徴があります。
また、手動式で検査をすすめるため緊張している患者様や、検査に不慣れな患者様、高齢者や小児にも適しています。

 

静的視野検査

緑内障ではビエルム領域と呼ばれる中心から15度〜30度の範囲に視野異常が初発します。
ハンフリー視野計では中心30度の範囲の視野の状態や進行を把握するために使用します。

 

眼底検査・OCT検査・早期診断

眼底検査では緑内障の特徴的な眼底の変化を発見することが可能です。

1. 視神経乳頭の陥凹(へこみ)の拡大
2. 乳頭出血
3. 網膜神経線維層欠損(NFLD)

OCT検査(眼底三次元画像解析)は目に関する疾患、中でも緑内障の早期発見や経過観察に役立つ検査です。眼底(目の奥)断層のように撮影することで、変化が起きている位置や状態を細やかに検出できるようになりました。眼底の神経や網膜の厚さ、実際の視野を診断し、症状を調べていきます。
緑内障は視神経線維の数が減少していることが考えられ、見える範囲のうちで減少した線維が担っていた部分が見えにくくなり、視野異常が自覚されるようになります。OCT検査により視野異常が現れる前の神経線維の変化を発見することが可能となり、失明の発症を抑えることにつながります。
検査は専用の台にあごを乗せ機械を覗くだけのものですので、眼への負担も少なく短時間で受けていただくことが可能です。

 

緑内障の治療について

一度痛んでしまった神経は元に戻すことができません。つまり、欠けてしまった視野を良くすること、あるいは見えにくさを感じている場合に見やすくする治療は残念ながら今のところありません。「今残っている視野を保つ、これ以上悪くしない」というのが緑内障の治療(あるいは予防)になります。
緑内障の発症リスクを高める要因の中で、コントロールができるのは眼圧だけです。このため、まず緑内障治療では点眼液を使って眼圧を下げます。眼圧が高めの人はもちろん、正常域にある人も自分の平均眼圧から下げることで、進行を抑制できます。
点眼はおおまかに4種類あり、1種類で効く人もいれば、2~4種類必要になる人もいます。最近は緑内障点眼薬も合剤が発売され、患者さんの負担を減らそうと工夫されています。
しかし、点眼でも眼圧が下がらない場合や視野がどんどん悪化する場合には、レーザー治療や外科的手術によって眼圧を下げることになります。その方その方の緑内障の種類や病期によって、より良い手術方法を選択することになります。

 

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